Archive for 4月, 2005

リンク: BBC SPORT | Tennis | Grandstand: Have Your Say | Q&A: Henri Leconte.
BBCが一般人から募った質問について、プレーヤー自身が答えるシリーズ。
残念ながら、彼の現役時代を私は知りませんが、「信じられないスーパーショットの後に、なんでもないポカをやらかす」と今に伝わる彼のプレーを見ていたら、間違いなくファンになっていたと思います。以下、言動の至るところにその「天才」ぶりが垣間見られるアンリ・ルコントのQ&Aより。
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Q. テニスを始めたきっかけは?
A. 大昔のことだよ!家族がテニスをしていたんだ。母はテニスを教えていた。姉二人と兄が一人いて、僕は末っ子で、全員テニスをしていた。始めたのは6歳の時。
Q. 成長時に最も影響を受けたのは誰?それはなぜ?
A. ジミー・コナーズ、イリ・ナスターゼ、ビヨン・ボルグ。後にジョン・マッケンローだけど、最初はジミー(・コナーズ)だったね。彼はコートで常に闘志むき出しだったし、本当のファイティング・スピリットを持っていた。彼を見た時はとても感動したよ。
Q. 対戦するのが最も楽しかった選手、楽しくなかった選手は誰?それはなぜ?
A. イヴァン・レンドルとの対戦するのが好きだった。彼にはたくさん勝ったしね(管理人注:負け越してますが)。彼のゲームは、僕にとても合ってたんだ。難しかったのはジョン・マッケンロー。なぜなら、彼のゲームは予測不可能で、どこにサーブを打ってくるのか全く読めなかった。ジョンとの対戦はいつも困難だったよ(管理人注:10回対戦して全敗)。
Q. ボンジュール、アンリ。あなたの素晴らしいキャリアは、グランドスラムタイトル一つ分に値すると私は思ってるわ。88年の全仏決勝であなたが負けたのは緊張のせい?パリの大観衆からのプレッシャーのせい?ビランデルが良過ぎた?それとも3つの全てが絡み合ったもの?
A. 第1セットは僕にチャンスがあったんだ。あと1ゲームでセットが取れるところで僕にサーブが来たのに、地元のプレッシャーが大き過ぎて、僕にはどうする事もできなかった。でも、その時の埋め合わせは、デ杯決勝vsアメリカ戦でしたよ(91年。会場は仏・リヨン)。以前グランドスラムの決勝に進んだのに負けた。「2回同じ事は起こらない」と考えたのが、デ杯決勝でピート・サンプラス相手に良いプレーができた理由だ。
Q. あなたは華々しいキャリアをお持ちで、私も何年も楽しませてもらいました。最も誇らしい瞬間は?
A. 91年リヨンでのデ杯決勝だよ。僕たちはピート・サンプラスとアンドレ・アガシがいるチームと対戦して、(フランスは)59年間デ杯で優勝していなかったんだからね!紛れもなく僕の最高の瞬間だ。でも、ウィンブルドンやローランギャロスでも素晴らしい勝利があったよ。特に85年にパリでヤニック・ノア、86年ウィンブルドンでパット・キャッシュに勝った試合だね。
Q. 現在あなたのお気に入りのプレーヤーは?
A. ロジャー・フェデラーだ。間違いない。彼は全ての異なるサーフェスでプレーできる腕前を持っている。彼はクレーでのプレーの仕方を学ぶべきだね――滑り方とか――全然違うテクニックなんだ。彼は全仏で勝てると思うよ。まだ優勝していない唯一のタイトルだけどね。
彼はグランドスラムを獲って、ピート・サンプラスの記録を塗り替えるのに必要な実力もメンタルも持っている。サンプラスは14回グランドスラムで優勝していて、それは驚くべき数字だけど、僕にとってのベストプレーヤーはビヨン・ボルグなんだ。彼は全仏を6年連続、ウィンブルドンを5年連続で優勝したんだよ。二度と誰もそんな事できないだろうね。
Q. ヘンマンにはウィンブルドンを優勝できる才能と意識があると思いますか?
A. 毎年毎年この質問を受けるよ!優勝するかしないかだって?どうなろうが、何回も準決勝に進むなんて大したもんじゃないか。01年にゴラン(・イワニセビッチ)と対戦した時はとても惜しかった、雨が降るまではね。もちろん彼にはまだ優勝するチャンスがあるよ。でも、ドローがどうなるかにも依るね。彼には運も必要だ。
Q. モンフィスに本物のチャンピオンになる能力がある、と思っているかどうかちょっと聞きたいんですけど。
A. 彼はとても才能がある。彼は来週の(記事のアップは2月下旬)デ杯のメンバーで、非常にいいプレーをするし、ユーモアもある。良いテニスプレーヤーになる能力を持っているよ。すでに結果もいくつか出しているし、何人かの良い選手にも勝った。
彼は引き続き自信を深めていくことが必要だし、そうするチャンスがあると思う。でも、体をハードを鍛えなくてはならない。なぜなら彼は背がとても高いから、脚を鍛えてやる必要がある。12年や14年もプレーできた80年代と今のテニスは違う。今の選手たちの戦い方では、トップに6、7年位しかいられないし、フィットな状態でなければケガをするだろう。
Q. 男子ツアー選手全員の中で、プレースタイルや性格があなたに似ている選手は誰?
A. 僕は(他の選手とは)違ったんだ。他の選手たちとは違うメンタルを持っていたんでね。僕はテニスのゲームをプレーする事を本当に愛していた。僕にとっては、それはただのゲームなんだ。もし出来が良ければ試合に勝ってお金ももらえる。でも、それはただのゲームであることを忘れるべきじゃない。
選手たちがテニスをエンジョイしてくれる事を望むよ。なぜなら、それは素晴らしいからね。今僕が回っている(シニアの)デルタ・ツアー・チャンピオンシップスのイベントがフランクフルトであって、2、3時間プレーしたんだけど、素晴らしい仕事だよ。
僕たちはそんな事ができて、とてもラッキーだ。情熱がある限り、それは素晴らしい。(マラト・)サフィンはユーモアがあると思うね。全仏でパンツを降ろすようなクレージーな事をするしね。ゴラン(・イワニセビッチ)もグレートだ。ああいうプレーヤーが必要なんだ。
Q. 昨年ロイヤル・アルバート・ホールでのマスターズ・テニスへあなたを見に行きました。あなたは輝いていた!テニスプレーヤーから何か他のものに変わろうと考えたことはありますか?
A. なりたかったものはたくさんあるよ!でも、やっぱりスポーツの世界だろうね、――テニスをやってなければ、多分F1のレーサーになっていた。それと、映画に出ることも同じくらい魅力的だね――つまり俳優だね。悪役がいいな!映画は大好きだ。
僕たちほど恵まれていない人を助けるチャリティーの仕事も好きだ。シニア・ツアーの全員がチャリティーをやっていて、それは素晴らしい事だと思う。たくさんの人々が人生で助けを必要としている。僕たちが健康なのはとてもラッキーなことなんだ。僕はテニスをして、ジョークを言って、ハッピーでいることが大好きだ。